妖怪名
異獣(いじゅう)
主な特徴
サルに似た姿をしながらも体躯は遥かに巨大であり、全身が長い黒髪のような毛で覆われている。
人間をすっぽりと包み込めるほどの巨体を持ち、その眼光は鋭く怪しい光を放つ。
一見すると凶暴な獣の印象を与えるが、どこか超然とした知性を感じさせる風貌である。
出現場所
山, 森・竹林
関連都道府県
新潟県
能力・行動
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驚異的な怪力
巨体に見合った膂力を持ち、大木を容易に引き抜き、人間を片手で持ち上げる。 -
人間の言葉の理解
人智を超えた知性を有し、人間の発する言語を完全に理解しているとされる。 -
タバコへの強い執着
人間が嗜むタバコを非常に好み、それを手に入れるためには手段を選ばない、あるいは物々交換を要求する。
危険度ランク
B(警戒すべき)
物理的危害
中(危険)
基本的には人間から実害を加えられない限り積極的に襲うことはない。しかし、ひとたび怒らせたり、要求を拒んだり、危害を加えようとしたりすれば、その怪力をもって人間を容易に叩き潰す。
精神的影響
低(気味が悪い)
遭遇時の巨大な姿と異様な風貌による恐怖心は大きいが、呪いや精神を錯乱させるような超自然的な精神攻撃は行わない。
遭遇確率
★☆☆☆☆
伝承・歴史
江戸時代の文人・鈴木牧之が著した雪国の生活誌『北越雪譜』に記録が残る。
それによると、越後国魚沼郡(現・新潟県魚沼市付近)の山中で、荷物を運んでいた苦力がこの異獣に遭遇した。
異獣は荷物の中からタバコを要求し、苦力が恐る恐る差し出すと、それを美味そうに吸い、お礼として苦力の重い荷物を代わりに担いで山道を送り届けてくれたという。
日本の山岳信仰における山神の使い、あるいは野生化した未確認動物の一種とも目される。
遭遇したらどうすればいい?
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タバコを与える:
遭遇した際は、決して敵意を見せず、好物であるタバコ(煙草具)を差し出すこと。伝承では、これによって敵意を失うばかりか、人間に対して友好的になり、助力を得られるとされる。 -
刺激せず静観する
武器を向けたり大声を上げたりして刺激してはならない。強大な怪力を持つため、穏便にその場を立ち去るのを待つのが鉄則である。