飛頭蛮(ひとうばん)

飛頭蛮(ひとうばん)擬人化イラスト

妖怪名

飛頭蛮(ひとうばん)

主な特徴

日中はごく普通の人間として生活しているが、夜間就寝中に首が胴体から離れ、頭部だけで空中を飛び回る。

出現場所

家屋

関連都道府県

海外

能力・行動

  • 頭部分離飛翔
    夜になると首の周囲に赤い筋や痣(あざ)が現れ、頭部のみが胴体を離れて空中を自在に飛翔する。

  • 吸血および害虫の吸食
    夜間飛んで物陰に隠れ、虫や沼地の虫を食べるほか、人間の血を吸うとされる。

  • 耳を翼とする飛翔
    伝承によっては、巨大化した耳を翼のように羽ばたかせて空を飛ぶとされる。

危険度ランク

B(警戒すべき)

物理的危害

中(危険)

眠っている人間に近づいて血を吸う直接的な危害を加えるが、直接的な殺傷力は限定的である。

精神的影響

高(精神崩壊・死)

就寝中に自分の首が抜け出している恐怖や、深夜に浮遊する生首と遭遇した際におよぼす精神的ショックは極めて大きい。

遭遇確率

★☆☆☆☆

伝承・歴史

もとは中国の『捜神記』などの古文献に記された南方系の怪異であり、首に赤い筋がある人間が夜な夜な首を飛ばす「落頭民(らくとうみん)」伝説に由来する。

日本に伝来した後は、首が抜けて飛ぶ「ろくろ首(抜け首タイプ)」の原形・モデルとして定着した。

遭遇したらどうすればいい?

  • 胴体の隠匿・移動
    頭部が飛び去った後の無防備な胴体を別の場所に移動させたり、毛布などで覆い隠す。戻ってきた頭部が首の接合部に結合できなくなると、地上に落ちてやがて滅びる。

  • 首の切断面の保護を阻害
    盆や平鉢などを胴体の首の切断面にかぶせ、頭部が元に戻るのを物理的に防ぐ。