分類: 付喪神
妖怪名
雲外鏡(うんがいきょう)
主な特徴
長い年月を経た古い銅鏡が、魂を宿して妖怪化した姿。
鏡面には怪異や真実の姿を映し出す能力があり、額や胸に鏡を嵌め込んだ人間のような姿で現れることもある。
出現場所
神社・寺院, 家屋
関連都道府県
全国
能力・行動
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真実の露呈
鏡の中に潜む魔物や、人間に化けている妖怪の正体を暴き出す。 -
異界の投影
鏡の中に現実とは異なる風景や、未来の出来事を映し出す。 -
魂の束縛
鏡を覗き込んだ者の魂を吸い込み、鏡の中に閉じ込める。
鳥山石燕の『画図百鬼徒然袋』によれば、照魔鏡(魔を照らす鏡)が自ら意志を持ったものとされる。
単なる物理的な鏡としての枠を超え、精神世界と現実を繋ぐゲートとしての性質を持つ。
危険度ランク
B(警戒すべき)
物理的危害
低(軽傷)
直接的な攻撃を行うことは稀だが、鏡の中に引きずり込まれた場合、現実世界への帰還は困難である。
精神的影響
高(精神崩壊・死)
己の隠された本性や、恐ろしい未来を視覚的に突きつけられることで、発狂や深い絶望に陥るリスクがある。
遭遇確率
★★☆☆☆
伝承・歴史
室町時代の『百鬼夜行絵巻』にも器物の妖怪が描かれているが、「雲外鏡」として体系化されたのは江戸時代の浮世絵師・鳥山石燕による。
古来、鏡は神体や呪具として扱われてきたため、そこに霊性が宿るという思想は日本文化に深く根付いている。
現代文化での登場
漫画『ゲゲゲの鬼太郎』では鏡の中に引きずり込む強敵として登場。
また、ゲーム『妖怪ウォッチ』シリーズや『陰陽師』など、現代のファンタジー作品においても「視覚」や「複製」を司る重要なキャラクターとして扱われることが多い。
遭遇したらどうすればいい?
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鏡面を覆う
物理的に布や御札で鏡面を遮断することで、その力を封じることができる。 -
自身の心を律する
鏡は見る者の心を映す。恐怖心や邪念を捨て、無心で対峙すれば、怪異の影響を受けにくいとされる。