分類: 水の妖怪
妖怪名
栄螺鬼(さざえおに)
主な特徴
巨大なサザエが長年を経て霊力を持った姿。
本来は巨大な巻貝の怪物であるが、伝承では絶世の美女に化けて男を惑わす姿や、力強い水棲の鬼としての側面を併せ持つ。
出現場所
海
関連都道府県
千葉県, 三重県, 和歌山県
能力・行動
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幻惑・変身術
美しい女性へと姿を変え、海難に遭ったふりをして船乗りや漁師に近づく。 -
身体の硬質化
鉄よりも硬いサザエの殻を鎧のように纏い、物理攻撃を無効化する。 -
海流操作
怒りに触れると周囲の潮の流れを操り、船を転覆させるほどの渦潮を発生させる。
危険度ランク
B(警戒すべき)
物理的危害
中(危険)
海中へと引きずり込む、あるいは船を沈める。物理的な格闘能力も高い。
精神的影響
中(恐怖・呪い)
その美貌で判断力を奪い、死地へと誘う精神的攪乱を得意とする。
遭遇確率
★★☆☆☆
伝承・歴史
三十年を経たサザエが化けるという「長寿の化生」の一種。
『今昔百鬼拾遺』などの文献に登場。
有名な説話では、海賊に助けられた美女が実は栄螺鬼で、海賊全員の睾丸を奪い、それを返還する条件として彼らが略奪した黄金を全て巻き上げたという知略と強欲さを示すエピソードが残る。
現代文化での登場
漫画『ゲゲゲの鬼太郎』や『うしおととら』などの妖怪を主題とした作品に多く登場。
巨大な怪獣的な描写から、水属性の魔力を持つ女怪としての描写まで幅広く扱われる。
遭遇したらどうすればいい?
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正体を見破る
変身を見破られることを極端に嫌う。真言や呪文を唱えることで退散する場合がある。 -
物理的破壊
殻の継ぎ目や柔らかい肉体を狙う必要がある。伝承では、知略を持って取引を行い、物理的な争いを避けるのが上策とされる。 - 鏡で照らす
鏡などの光を反射するものに正体が映る。