分類: 人型妖怪
妖怪名
白粉婆(おしろいばばあ)
主な特徴
腰の曲がった老女の姿。
顔にはこれでもかと言わんばかりの白粉が塗りたくられており、その肌は雪のように白い。
右手には杖を突き、左手には酒の入った徳利を提げている。
出現場所
山, 村・町
関連都道府県
石川県, 奈良県
能力・行動
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白粉の散布
自身の顔に塗った白粉を霧のように撒き散らす。 -
厳冬の守護
厳しい寒さや雪の夜に同調し、音もなく現れる。 -
美への執着
美容の神である「白粉娘(おしろいこまち)」の従者、あるいは零落した姿とも伝えられ、美に対する歪んだ執念を持つ。
危険度ランク
C(ほぼ無害)
物理的危害
低(軽傷)
直接的な殺傷能力は低いが、遭遇した者を驚かせ、極寒の屋外で立ち往生させることで凍死を誘発する恐れがある。
精神的影響
中(恐怖・呪い)
暗闇から現れる異様な白い顔は、目撃者に強烈な恐怖と嫌悪感を与える。
遭遇確率
★★☆☆☆
伝承・歴史
鳥山石燕の『今昔百鬼拾遺』に描かれたことで広く知られる。
元々は紅粉屋(化粧品屋)の守り神であった「白粉娘」が、時代の変遷とともに妖怪視されたものという説がある。
奈良県では、吉野の山中に現れ、雪の降る夜に酒を買いに来るという伝承が残る。
遭遇したらどうすればいい?
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無視して通り過ぎる
驚いて声を上げたり、立ち止まったりしないことが最善である。 -
鏡を見せる
自身の異様な姿を鏡に映すことで、羞恥心や困惑から姿を消すとされる。