
妖怪名
雷獣(らいじゅう)
主な特徴
雷獣は雷とともに現れる神秘的な妖怪であり、雷神の使いともされる。
姿は地方によって異なり、雷をまとった狼・狐・猫・イタチ・ムササビなどの姿で描かれることが多い。
全身が青白い電光をまとい、雷鳴とともに空を駆ける。
出現場所
山, 神社, 森・竹林
関連都道府県
全国
能力・行動
- 雷を操る
雷のエネルギーを蓄え、落雷を発生させる。 - 高速移動
稲妻のような速さで空や地上を駆ける。 - 霊的存在
実体を持たないこともあり、雷が落ちた後に姿を消すこともある。 - 神の使い
雷神や風神の使いとされ、神聖視されることが多い。 - 攻撃性
通常は人を襲わないが、怒らせると雷撃を放つ。
危険度ランク
A(非常に危険)
物理的危害
中(危険)
雷に打たれる可能性があり、火災を引き起こすこともある。
精神的影響
中(恐怖・呪い)
雷獣を見た者は「雷鳴恐怖症」になることがあり、激しい雷雨がトラウマとなる。
遭遇確率
★★★☆☆
全国的に伝承は多いが、実際の目撃例は少ない。
伝承・歴史
雷獣の伝説は日本各地に残っている。
江戸時代には、雷が落ちた場所で奇妙な動物の死骸が見つかることがあり、それが雷獣と考えられていた。
中には「雷獣を捕らえて剥製にした」という記録もある。
また、雷獣が「人の腹に入り込み、雷鳴とともに暴れる」という怪異も伝えられ、雷が鳴るときは「寝てはいけない」とする言い伝えの元になった。
現代文化での登場
- 『妖怪ウォッチ』シリーズ
雷を操る妖怪キャラクターとして登場。 - 『ポケットモンスター』シリーズ
雷獣の伝承に影響を受けたとされる伝説のポケモン「ライコウ」が存在する。 - アニメ・ゲーム
雷を操る獣型キャラの元ネタとして用いられることが多い。
遭遇したらどうすればいい?
- 雷が近づいたら安全な場所に避難する
雷獣は雷雲とともに現れるため。 - 神社で雷神に祈る
雷獣は神の使いであり、祈りによって怒りを鎮めることができるとされる。 - 雷が鳴っている間は寝ない
伝承では、寝ている人の腹に雷獣が飛び込むという話がある。