分類: 山の妖怪
妖怪名
キジムナー(きじむなー)
主な特徴
全身が真っ赤な毛に覆われた、あるいは赤い髪をなびかせた子供のような外見。
座高は1メートル前後で、木から木へ飛び移る身軽さを持つ。
出現場所
森・竹林
関連都道府県
沖縄県
能力・行動
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卓越した漁の技術
片目がない魚を捕る、あるいは魚の目玉(エグリ)だけを食べるという特殊な習性を持つ。 -
怪力と相撲
子供の姿に似合わず、人間に相撲を挑むほどの怪力を持つ。 -
火の操作
「キジムナー火(び)」と呼ばれる怪火を操り、夜の海や森に現れる。 -
変身能力
木の精霊として、鳥や動物、あるいは物に化けることが可能。
危険度ランク
C(ほぼ無害)
物理的危害
低(軽傷)
基本的には友好的。ただし、住処である木を切られたり、裏切られたりすると、家畜を殺す、人を海で溺れさせるなどの報復を行う。
精神的影響
低(気味が悪い)
夜中に胸を押さえつける「金縛り(カナシバリ)」を引き起こすことがある。
遭遇確率
★★★☆☆
伝承・歴史
沖縄の伝承に深く根ざした精霊。地域によって「ブナガヤ」「セーマ」など呼称が異なる。
ガジュマルの古木に宿るとされ、キジムナーが住み着いた家は繁栄し、去った家は没落すると信じられてきた。
柳田國男の著作などでも、南方系の精霊として紹介されている。
現代文化での登場
『ゲゲゲの鬼太郎』などの妖怪漫画や、沖縄を舞台にしたアニメ・ゲームに頻繁に登場。
沖縄県の観光キャラクターやマスコットのモチーフとしても広く愛されている。
遭遇したらどうすればいい?
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タコで追い払う
キジムナーはタコを何よりも嫌う。遭遇した際はタコを見せるか、その名を叫ぶことで退散させられる。 -
屁を浴びせる
人間の排泄物や屁を嫌う性質がある。 -
裏切らない
一度仲良くなると多大な恩恵をもたらすが、約束を破ると命に関わる祟りを成すため、誠実な対応が不可欠。