
妖怪名
鬼一法眼(きいちほうげん)
主な特徴
平安時代末期に実在したとも言われる陰陽師・兵法家。
「鬼一法眼」は称号または別名ともされ、伝説では兵法と妖術の大家。
源義経に兵法書『六韜三略』『兵法奥義書』を授けたともされる。
出現場所
山
関連都道府県
京都府
能力・行動
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妖術と陰陽道の達人
天文・占術・式神・呪術を使いこなし、妖怪的存在としても語られる。 -
未来を見通す力
義経が兵法を盗みに来ることを見抜いていたという逸話がある。 -
式神を使役する
自らは姿を見せず、式神や幻術を使って他人を試したり攻撃する。 -
「鬼」の字が示す通り、人ならざる存在とされる説もある
肉体を持たず、霊的存在として伝承されることも。
危険度ランク
B(警戒すべき)
物理的危害
中(危険)
幻術や術法によって意識を失わせたり精神を操る。
精神的影響
高(精神崩壊・死)
式神の襲撃や幻術で錯乱、夢に現れて狂わせるなどの伝承あり。
遭遇確率
★☆☆☆☆
実在人物の可能性もあるが、比叡山や霊山にこもっているという伝承が多く、現在は稀に霊視者が語る程度。
伝承・歴史
『義経記』『太平記』『曾我物語』などに登場。
源義経の師とされ、京都の鞍馬山や比叡山に隠棲し、鬼神のごとき術を修めたと語られる。
名の「鬼一(おにいち)」は「鬼に通じた者」とも、「一鬼=ただ一人の鬼のような存在」とも解釈される。
現代文化での登場
- アニメ・漫画『るろうに剣心』や『バジリスク』などで名前が登場
- ゲーム『Fate/Grand Order』で女性型擬人化キャラとして登場し人気に
- 民間伝承をもとにした創作では「妖術師」や「裏の軍師」として描かれる
遭遇したらどうすればいい?
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下手に近づかない
好奇心から接触を試みると、術に巻き込まれる可能性がある。 -
礼をもって接する
不遜な態度を取る者には試練や呪術を与えるとされる。 -
知識・謙虚さをもって学ぶ姿勢を見せれば、力を貸す場合も
義経のように学ぶ姿勢を見せる者には兵法を伝えることも。