妖怪名
鬼童丸(きどうまる)
主な特徴
逞しく均整の取れた体躯を持つ、鬼の血を引く人間、あるいは鬼そのもの。
鋭い眼光と野性味溢れる端正な顔立ちを併せ持ち、牛の皮を被って身を隠すなど、狡猾さと力強さが同居した圧倒的な存在感を放つ。
出現場所
山
関連都道府県
滋賀県, 京都府
能力・行動
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強力な妖術と怪力
鬼の始祖とも称される酒呑童子の血を継ぐとされる圧倒的な身体能力。 -
変化と隠密
牛の皮を被って獲物を待ち伏せするなどの変装術。 -
呪術的知識
比叡山で修行を積んでいた時期があり、高度な術を使いこなす。 比叡山の稚児でありながら悪行を重ねて追放され、その後、父・酒呑童子の仇である源頼光を討つべく、執拗にその命を狙い続けた復讐者としての側面が強い。
危険度ランク
S(最強)
物理的危害
高(致命的)
源頼光の家臣である渡辺綱に深手を負わせ、一騎当千の武者たちとも渡り合う戦闘能力。遭遇すれば即座に命を落とす危険がある。
精神的影響
中(恐怖・呪い)
その強烈な殺意と、暗闇から執拗に狙われる恐怖心により、精神的な圧迫感を与える。
遭遇確率
★☆☆☆☆
伝承・歴史
鎌倉時代の説話集『古今著聞集』などに記されている。
酒呑童子(あるいはその家臣)の子とされ、比叡山から追放された後に京都・市原野で源頼光を待ち伏せしたエピソードが有名である。
最終的には頼光によって討たれるが、その凄まじい執念は後世の語り草となった。
現代文化での登場
漫画『ぬらりひょんの孫』や『NARUTO』、ゲーム『Fate/Grand Order』など、強力な術者や武人として数多くのエンターテインメント作品に登場している。
遭遇したらどうすればいい?
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源氏の宝剣を用いる
鬼切安綱などの伝説的な武器でなければ、その強固な肉体を貫くことは困難である。 -
油断を誘う
非常に狡猾なため、正面から戦わず、相手の不意を突く高度な戦術が必要。 伝承では、源頼光が彼の変装を見破り、策を講じて返り討ちにしたことから、単なる力押しではなく知略が求められる。