妖怪名
瀧夜叉姫(たきやしゃひめ)
主な特徴
平安時代末期に実在したとされる人物「平将門」の娘。
父の死後、妖術を学び、怨霊・妖怪たちを従えた女妖術師として語られる。
美しい姫君の姿をしながら、強大な妖力とカリスマ性を持つカルト的存在。
出現場所
村・町
関連都道府県
東京都
能力・行動
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妖術の使い手
陰陽道に通じ、召喚・変化・幻術など多様な術を扱う。 -
死霊の支配者
父・平将門の怨霊の力を借り、死者の魂を操る。 -
幻惑の姫君
姿を見た者の心に深く入り込み、操ることができる。 -
呪詛の伝達
恨みを抱いた人間に力を貸し、呪いを媒介する。
危険度ランク
A(非常に危険)
物理的危害
中(危険)
妖力によって周囲の人間を攻撃したり、憑依・呪術で行動不能にする。
精神的影響
高(精神崩壊・死)
精神に直接語りかけ、夢や幻覚を通じて理性を奪う。強い意志がなければ心を飲まれる。
遭遇確率
★★☆☆☆
遭遇は稀だが、怨念が集まる場所や将門伝説地では可能性がある。
伝承・歴史
瀧夜叉姫は、平将門の娘「滝夜叉」が父の死後、朝廷に復讐を誓い、妖術を習得して各地の怨霊を従えたとされる。
特に「将門の首塚」や「相馬の古内裏」伝説では、彼女が妖怪の総帥として名を馳せている。
江戸時代の読本や浮世絵にも描かれた人気の妖女。
現代文化での登場
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アニメ「百鬼夜行シリーズ」や「ぬらりひょんの孫」などで登場。
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ゲーム『妖怪ウォッチ』や『Fate/Grand Order』にもキャラクター化されている。
遭遇したらどうすればいい?
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目を合わせない
彼女の視線には精神的な干渉力がある。目を逸らすことで影響を最小限に。 -
御札やお守りを身につける
陰陽師由来の呪術には、霊的防御が有効とされる。 -
怨念のある場所に近づかない
将門の旧跡や古内裏などには特に注意。供養の意識を持つことで影響を避けやすい。