三目八面(さんめやづら)

三目八面(さんめやづら)擬人化イラスト

妖怪名

三目八面(さんめやづら)

主な特徴

八つの顔と三つの目を持ち、その巨体は隣の村まで届くほどに長い。

山を跨ぐほどの圧倒的なスケールを誇り、複数の顔がそれぞれ異なる方向を凝視する異様な外見である。

出現場所

山, 村・町

関連都道府県

高知県

能力・行動

  • 広域監視
    八つの顔により全方位の動向を同時に把握する。

  • 巨躯による圧殺
    隣村まで達する体躯を横たえるだけで、街道や集落を物理的に封鎖・破壊する。

  • 威圧
    その巨大さと異形の容姿により、目撃した者に強烈な畏怖心を与える。

土佐郡(現在の高知市付近)に出現したとされる。

その巨大さは常軌を逸しており、一説には山から山へと体を渡らせ、その下を通る者を驚かせたと伝えられる。

危険度ランク

B(警戒すべき)

物理的危害

中(危険)

意図的な攻撃というよりは、そのあまりの巨大さゆえに移動や滞在そのものが地形を変え、家屋や田畑を押し潰す二次的被害を引き起こす。

精神的影響

高(精神崩壊・死)

通常の人間を遥かに凌駕する異形の集合体であるため、近距離で直視した者はその威圧感により戦意を喪失する。

遭遇確率

★☆☆☆☆

伝承・歴史

高知県土佐郡の「朝倉」から「神田」のあたりにかけて出現したという説話が残る。

八つの顔があるといっても、それらが一つの頭部にあるのか、あるいは体中に点在しているのかは諸説あるが、いずれにせよ「多面多目」の異形として恐れられた。

遭遇したらどうすればいい?

  • 無視して通行する
    伝承では特定の危害を加える記述が少ないため、恐怖に負けず迅速に通り過ぎることが推奨される。

  • 結界の構築
    巨大な負のエネルギーを遮断するため、村の境界に注連縄を張る。
    三目八面は物理的な破壊神というよりは、境界を守る「土地の精霊」が荒ぶった姿とも解釈できる。
    そのため、直接戦闘よりも信仰や儀式による鎮撫が有効とされる。