すねこすり(すねこすり)

すねこすり(すねこすり)擬人化イラスト

妖怪名

すねこすり(すねこすり)

主な特徴

一見すると小型の犬や猫に似た、毛むくじゃらの愛らしい外見。

夜道や雨の日に、通行人の足の間を縫うように通り抜け、脛(すね)に体をこすりつけてくる。

出現場所

山, 村・町

関連都道府県

岡山県

能力・行動

  • 歩行妨害
    通行人の足にまとわりつき、歩きにくくさせる。

  • 隠密性
    姿を現さず、感触だけを残す場合が多い。

  • 集団行動(稀)
    伝承によっては、複数の個体が一度にまとわりつくこともある。

夜道を急ぐ者の足元に突如として現れ、その名の通り「脛」に体をこすりつける。
物理的な攻撃を仕掛けてくることはないが、歩行を著しく妨げ、転倒を誘発させる。

危険度ランク

C(ほぼ無害)

物理的危害

低(軽傷)

足に絡みつくことで転倒させ、擦り傷を負わせる程度の害。直接的な殺傷能力はない。

精神的影響

低(気味が悪い)

暗闇で何かが足に触れる不気味さを与えるが、正体を知る者にとっては「歩きにくい」という苛立ちに近い感情を引き起こす程度である。

遭遇確率

★★★☆☆

伝承・歴史

岡山県小田郡(現在の井原市周辺)に伝わる。

水木しげるの著作により全国的に有名になったが、古くからの土地の伝承では、雨の降る夜に現れることが多いとされる。

犬のようであるとも、あるいは姿が見えない怪異であるとも語られてきた。

現代文化での登場

水木しげるの『ゲゲゲの鬼太郎』にて、非常に愛らしいキャラクターとして描かれたことで知名度が急上昇した。

映画『妖怪大戦争』などでも、マスコット的な立ち位置で登場することが多い。

遭遇したらどうすればいい?

  1. 無視して歩き続ける
    実害が少ないため、気にせず進むのが最善。

  2. 足を高く上げて歩く
    物理的に絡みつくのを防ぐ。

これといった退治法は伝わっていない。

あくまで通行の邪魔をするだけの「悪戯(いたずら)」の範疇に収まる妖怪であるため、実害がない限りは放置されるのが一般的である。